2012年11月06日

風評被害にあえぐ東北地方の応援ツアーに参加して

去る10月27・28日の2日間、母校の校友会が企画した東北地方の被災地校友への応援ツアー(福島会津コース)に応募し参加してきました。行く先は先ず福島県の中央部にある会津地方にバスでフルーツランド北会津(リンゴ園)と会津活・活自然村を訪問しました。どちらも作物を全品検査(放射能)しても福島産というだけで全然売れないという風評被害に遭い、四重苦(地震、津波、放射能、風評)に悩まされている生産者の話を目の当たりにし、歯を食いしばって頑張っている東北人の心情を思うと何と言ってよいか言葉が見出せませんでした。次いで白虎隊の史跡飯盛山に登ったあと宿舎の東山温泉「くつろぎ宿新滝」に入り、現地校友会の方から被災地の現状についてのいろいろな問題点や悩みについて書きつくせないほどのお話を伺いました。そのあと交流夕食会に移り全国から集まった老若男女校友が懇親を深めました。
翌日は来年のNHK大河ドラマに予定されている「八重の桜ゆかり」の会津武家屋敷と会津鶴ヶ城を巡り、昼食を芸姑さんが舞う大正浪漫の渋川問屋で昼膳をよばれたあと郡山から帰途につきました。
郡山市内には震災瓦礫の山は見られず、病院の建物が震災で壊れたままの状態があった以外は表面的に震災の爪痕は残っていないように見えましたが、温泉街や市内の観光地への観光客がさっぱりで最近になってやっとバス旅行が復活し始めたそうで、特に修学旅行が全く無くなったとバスガイドの話でした。
また農家の風評被害で2年連続して作物が売れなくて生産意欲が著しく損なわれかけているとか、津波で家をなくして仮設住宅に住まいをしている標準家庭で月50~60万円の補助金を貰っている人達が、働かず(働いて収入があれば減額されるのか)に遊興に興じておられるのを見て、何とも言えない複雑な心境になる地元民の気持ちが理解できるし、聞いた我々も割り切れないことは確かでした。そのほか震災直後には、東京で福島ナンバーの車が悪戯をされたとか、福島出身の子供たちが将来結婚話にも影響が出るとか、同じ日本人でありながら本当にこれでいいのかと考えさせられことしきりでした。
以上のようにして企画されたツアーは、母校の校友会が全国の校友に被災地の現状と問題点を知ってもらうことによって教訓とするとともに、併せて被災地校友への激励によって1日も早い復旧復興の促進を図るという趣旨であり、他大学ではこのような事業は聞いたことがないそうで、校友同志の絆を深める意義ある行事に参加できて大変貴重な体験をした次第です。被災地の校友からお土産を頂戴しましたし、お付き合いいただいた福島の校友の皆様にあつくおれいをもうしあげます。ありがとうございました。


兵庫県校友会 昭和33年経済卒 尾上誠一  



Posted by miki  at 19:39Comments(0)立命館

2012年11月05日

草津キャンパスの学祭

 あまり馴染の無い草津キャンパスの「学祭」について今年も近所に住む弟がスナップ写真や動画でレポートして呉れましたのでご紹介致します。写真は一枚10MBとフルサイズでアップしています。 動画は70-250MBとダウンロードにそれぞれ2-3分かかります。
  

Posted by kitamura  at 19:50Comments(0)大学